ラーメンクエストⅠ~麺を継ぐ者~

【第10話】替え玉と駐車のわな 〜博多濃麻呂 二子玉川2号店 編〜

■現在の進捗:Lv.10/100軒
「替え玉の誘惑と、5100Gの罠」

本日の舞台は――
とんこつの香りがやさしく包む、静かなる戦場「こくまろ」。

その名の通り、とんこつくさくなく、まろやかに仕上げられた一杯
うまみの波が静かに押し寄せる。

■油断からの“替え玉”

「今日は替え玉、いかないつもりだったんだけど…」

一口目からの緩やかな美味しさ、
“まだ行けるかも…”という絶妙な物足りなさ。

→ 気がつけば、替え玉コール

「……やられた、これが“こくまろ流”か」

■現れし、職場の影

至福の時間を終え、外に出た瞬間――

まさかの会社の人とはち合わせ。

一瞬で湧き上がる、この感情。

「別にさぼってるわけじゃないよ…!」
「昼飯食べただけだから…!」

■真のラスボス:パーキング

ラストに待ち受けていたのは、
駅前のパーキング地獄。

「4時間で、5100円……だと?」

一杯の料金より高いじゃないかッ!

ここが真のラストダンジョンだった。

■今日の戦利品

・EXP:+150(職場遭遇&高額パーキングで精神鍛錬)

・新スキル:「気配察知 Lv.1」「駐車料金警戒Lv.2」

・称号:「替え玉の民」「駐車の罠に堕ちし者」

■ラーメン冒険メモ

ラーメンの満足感とは、時に「ちょっと足りない」から始まる。
油断と誘惑、そしてまさかの駐車地獄――

ラーメン旅は、おいしさ+イベントの連続なのであります。

■次回予告

-ラーメンクエストⅠ~麺を継ぐ者~