■現在の進捗:Lv.12/100軒
「隠しルートを抜け、あたたかき味噌にたどりつけ」
その日は、11月とは思えぬ冷え込み。
「寒い……今日は味噌ラーメン……!」
そう思いながら入ったのが――
みそ熊
表から入ると、すぐに食券機。
4つほどのテーブル席が並び、あたたかい湯気が満ちていた。
■ドラクエ的構造:裏ルート、発見!
だが、オジサンの冒険はここで終わらない。
「カウンター席どうぞ。」
「ん? カウンター席は……どこ……?」
スタッフの案内に従って歩くと、そこには 裏ルート が存在した。
・テーブル席とテーブル席の間の謎の扉
・扉を開けると一度外に出て…
・少し歩いて、別の扉へ…
そしてたどり着いたのが、カウンター席!
「これ……まさにドラクエじゃない!?」
表から話しかけても武器屋なのに、
裏口から入って話しかけると、次の町のヒントくれるやつじゃん!!
寒さで硬直した体に、あたたかい味噌スープが沁みわたる。
オジサン、HP全快。
■今日の戦利品
・EXP:+150(隠しルート発見ボーナス)
・新スキル:「味噌による回復 Lv.2」
・称号:「裏口に導かれし者」
■レベルアップの音が聞こえた…
トゥルルルっトゥルー♪
勇者オジサンはレベルが上がった!
■ラーメン冒険メモ
味噌ラーメン、それは冬の魔法。
そして、カウンター席にたどり着くには、表からだけでは見えない道がある。
ラーメン道も人生も、たまには裏から回り道してみるのが正解かもしれません。
■次回予告
次なる舞台は、スープが歌い、チャーシューが舞う“芸術の一杯”!?
第13話「オジサン、ラーメンで泣く」 ご期待あれ!