■現在の進捗:Lv.11/100軒
麺量の選択と、学生の群れを超えて
成城学園前――
そこに現れしラーメン道場、武道家 龍。
「武道家」を名乗るだけあって、気を抜けば胃袋が折られると評判の道場。
本日はその門を叩く覚悟を決めた。
■運命の選択:並 or 中盛
「並にしようかなぁ〜……いや、中盛+100円……」
ここはもう、冒険者としての意地の見せ所。
その一杯の向こうに、何か新しい自分がいると信じて――
→ 中盛、発注ッ!!
■ライス、封印。
カウンター横に書かれた「ライス無料」の文字。
だが、その誘惑に乗るにはまだ経験が足りなかった。
「ここでライスを取ったら、動けなくなる気がする……!」
オジサン、勇気ある撤退。
次なる戦いに備える判断、まさに冷静沈着なラーメンファイター。
■店内観察:青春のにおい
壁には大学のサークル、弓道部の色紙たち。
座っているのは、男子2人組と、男子2女子1の3人組。
「ああ、学生だなぁ〜って感じがするんだよね、2:1って」
なぜか思い出される『ノルウェイの森』登場人物の男女比。
「いや、男1:女2のパターンもあったか……まぁどっちでもいいか」
思考がぐるぐるするあたりも、中盛の血糖パワーのなせる技か。
■今日の戦利品
。EXP:+140(麺量調整成功&学生文化観察)
。新スキル:「若者比率洞察力 Lv.1」
。称号:「中盛の覚悟を持つ者」